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弁護士コラム『遺言書作成について』（弁護士 田島麻紀子）
弁護士 田島麻紀子
2023年は、遺言書を作成するお手伝いや相続に関わる事件を担当することが例年より多くありました。
遺言書を作成することで、遺言書を遺す人の資産と心の整理をする機会になるとともに、相続人の負担を軽減することにもつながります。
遺言書作成のお手伝いをさせていただくためにはまず資産の目録を作成することから始めます。作成した目録を踏まえ、誰に、何をどのように遺すかを話し合うなかで、お気持ちの整理をつけていくことができ、遺言書が完成するとすっきりしたとおっしゃる方もいらっしゃいます。
遺言書の資産目録は、相続人にとっても便利な物です。資産目録がないまま相続手続が始まると、相続人は「どこに、どのような資産・負債があるかわからない」ということにお困りになることが多いため相続人の負担軽減につながります。より負担を軽減させるのであれば、あわせて遺言執行者（遺言書通りに分配するための手続をする係のようなもの）として指定しておくことをお勧めしています。今年は試しに目録だけでも作ってみるのはいかがでしょうか？
弁護士 田島麻紀子のプロフィール
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