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【スタートアップ法務コラム】起業・スタートアップと弁護士④「レイターステージ~イグジットとMA実施後(PMI)で、弁護士ができること」(弁護士 内田健太)
北海道経済産業局長・財務局長認定
経営革新等支援機関
中小企業診断士・社会保険労務士・弁護士
内田 健太
前回の続きです。
(1) レイターステージ~イグジット
事業が安定したキャッシュフローを確保できる状況であるレイターステージでは
「IPOとMAいずれを選択するか」
「(IPOを選択した場合)上場に向けてどのような環境整備をするか」
「(MAを選択した場合)譲渡に際し相手とどのように交渉・契約をするか」
が問題となります。
(2)MA実施後(PMI)
また、今日では、MAの増加に伴い、PMI(Post Merger Integration)の重要性が意識されるようになってきました。
スタートアップ側においても、単に「MAをしてお終い」という意識ではなく、「MA後の各種統合を円滑かつ適正に実施できる環境を整備する」ことが求められているといえます。
どちらかといえば中小企業診断士としての業務側面が強いですが、
「円滑かつ適正な経営統合、業務統合、意識統合に向けてどのような計画立案・遂行が必要か」
という課題に直面することは必至であり、法的知識を持った中立的な専門家の関与が必要な場合もあるでしょう。
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